オリジナル曲はYouTubeにアップするべき理由
皆さんは、音楽をどうやって聴いていますか?
音楽好きな方であれば、SpotifyやApple Musicのようなストリーミングサービスに有料登録しているかもしれません。
ですが、実際そこまで音楽を聴かないという人に、有料サービスはハードルが高いというのが現状です。
今回は、オリジナル曲はYouTubeにアップするべき理由をお伝えします。
圧倒的な利用率
総務省が公表している2018年度ソーシャルメディア普及率をご覧ください。
LINE: 75.8%
Facebook: 31.9%
Twitter: 31.1%
YouTube: 72.2%
ニコニコ動画: 18.9%
Instagram: 25.1%出典:平成29年情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書<概要>
http://www.soumu.go.jp/main_content/000564529.pdf
Facebook、Twitter、InstagramのSNS代表格は3割程度。
LINEとYouTubeが7割越え。
ニコニコ動画は、今や2割以下です。
オリジナル曲の公開先としては、圧倒的利用率を誇るYouTubeを選択しておけば、視聴に到るまでのハードルが低いです。
YouTube vs サブスク音楽配信
ICT総研:2018年 定額制音楽配信サービス利用動向に関する調査
上記調査によると、アンケート対象者4,012人中、定額音楽配信サービス利用者は889人で22.2%
定額音楽配信サービス自体は約5人に1人が利用しています。
次に、各種サービスの利用割合を計算してみました。
Amazon Prime Music: 35.8%
Apple Music: 31.0%
LINE MUSIC: 22.3%
Spotify: 20.0%
Amazon Prime Music Unlimited: 16.9%
Google Play Music: 15.7%
AWA: 13.7%
定額サービス利用は約5人に1人で、さらにその中で各種サービスが10~30%くらいで奪い合っている状況です。
さらに、このICT総研の調査ページには「定額制音楽配信サービスを利用しない理由」があり、サービスを利用しない1,109人のうち、
・定額で支払うことに抵抗がある: 33.3%
・YouTubeなどで無料で楽しめる: 30.1%
とあります。
やはりYouTubeで満足している人は結構な割合で存在していることがわかります。
一方で、YouTubeに聴きたい曲が必ずあるとは限りませんので、もっと聴きたい音楽好きの層は有料サブスク型を利用していると考えられます。
YouTube→サブスクへ
無料とはいえ、7割以上の利用率を誇るYouTubeは凄まじいと思います。
なので、楽曲公開の優先順位1位YouTubeです。
「YouTubeで◯◯◯と検索すれば曲が聴けます」とリアルの人にはこれで通じますし、WEB上であればリンクを張れば済みます。
さらに、ストリーミングによる収益も考えるのであれば、YouTubeの説明欄に有料配信サービスへのリンクを張るのが良いでしょう。
これでYouTubeを聴いてくれた人のうち、5人に1人がサブスク型有料ストリーミングサイトで聴いてくれるかもしれません。
最後に
時代によって「共通の音楽プレーヤー」は変化してきました。
・1990年代〜ラジカセが共通の音楽プレーヤー
・2000年代〜iPodの大ヒットによりiTunesが共通の音楽プレーヤー
・2010年代〜データダウンロード型から移り変わり、ストリーミング配信サイトが共有の音楽プレーヤー
そして、今はYouTubeが共通の音楽プレーヤーと言えます(音楽好きは有料定額サービスを利用)。
聴く手段が目まぐるしく変わっていく中で、音楽そのものの良さや魅力については、今後も変わることがありません。
どんな時代になってもみんなの共通音楽プレーヤーで発信することが大事ですので、今はYouTubeですが今後はまた移り変わっていくものだと思いますので、時代の変化を楽しみつつ、音楽制作を続けていきましょう。