Frekul、BIG UP!、TuneCore Japan全部使ってみた!おすすめのストリーミング配信サイト
※各社サービス内容は変わることがありますので、最新情報は公式HPをご確認ください。(内容は2023.10.1現在です)
Frekul、BIG UP!、TuneCore Japan全部使ってみた
現代においてストリーミング配信は必須。でも、どこから配信したら良いのか調べてもよく分からなかったので、とりあえず国内で評判の良い3社を使ってみました。その感想を書いていきます。
使ったのは以下3つ
・Frekul(無料)https://frekul.com
・BIG UP!(無料)https://big-up.style
・TuneCore Japan(有料)https://www.tunecore.co.jp
※BIG UP!には有料プランもありますが使ったことがありません
各配信サービスの違いと特徴
各サービスともSpotify、Apple Music、LINE MUSIC、YouTube Musicなど一般的なストリーミングサービスに配信できる点は同じですが、細かい面で違いや特徴があります。
Frekul(無料)
良い点
・無料なので半永久的に配信可能
・配信曲はTuneCore Japanに登録される模様(→有料プランでガッツリやってる感出るので個人的には好き)
・別料金が必要だが、カラオケ配信(JOYSOUNDのみ)が可能
・全体的に「とりあえず配信したいけど細かい事が分からない、苦手」な人に優しい印象
イマイチな点
・配信まで最大50日かかる(→他社は最短2日、平均2-3週間程度か)
・配信日の指定ができない(→SNSでの事前告知が難しい)
・配信時の曲ファイルが「mp3」のみ(→個人的にwavとの音質の違いより、登録するためにmp3バージョンも用意しなきゃいけないのが面倒)
所感
「音楽活動してるけど配信してみたい、でも細かいことがよく分からない」という人に超おすすめ。よく分からなくても結構良い感じにやってくれます。
また、フリクルのホーム画面も良くて、チャット形式でマネージャーたる人とAI的な会話が出来るので非常に分かりやすく、楽しいです。配信まで日数かかるのと配信日の指定ができないため、アーティスト活動のスピード感よりも、長期的な活動を考えるならおすすめです。
→まだ配信してないけどしてみたい。でもよく分からない。そんな不安のある人におすすめ
BIG UP!(無料)
良い点
・無料なので半永久的に配信可能
・楽曲再生結果の解析レポートが有料のTuneCore Japan並みに充実
・配信日時の指定が可能なため、SNSによる告知が可能
イマイチな点
・配信先にShazamがない →配信先としては記載ありませんが、Shazamで曲は検知されます。(Spotify等との連携と思われる)
所感
解析レポートが分かりやすく、配信日時の設定も可能でトータルバランスに優れています。カラオケ配信がしたいならFrekruやTuneCore Japan一択ですが、そうでないならBIG UP!がおすすめ。
→配信料にお金かけたくないが、楽曲の再生解析もしたい、配信日時も指定できたら良い、そんな人におすすめ
TuneCore Japan(有料)
良い点
・本気で音楽活動するならTuneCore Japan一択
・配信先、楽曲再生の解析等が高機能
・オーディション、オンラインセミナーなどイベントが充実
・一定以上の再生数見込まれるなら、バック収入100%還元の恩恵はかなり大きい
・プロがたくさん利用している。
・カラオケ配信も対応(JOYSOUNDのみ)
イマイチな点
・年額の配信料を払わないと配信終了してしまう
(→1年配信した後、無料サービスに移行する手もあり。また、シングルならアルバム化してしまうことで配信料を抑える手もあり。)
所感
一定数以上の再生が見込める場合や、本気でアーティスト活動してく覚悟ならTuneCore Japan一択です。配信料を払ってでも収入100%還元というのは非常に大きいです。逆に、再生数がそこまで見込まれない段階では、配信料で潰れてしまうのでFrekruやBIG UP!の無料プランを使うと良いかも。
ただ考え方にもよりますが、いわゆるバズるというのは配信直後よりも1年後2年後突然に、ということが多いようです。いつか音楽で食っていくんだ、という気持ちがあるなら再生されない時期を我慢、配信料を負担していき、いつかバズったときにドーンと収入があるような、そんな戦略を描くのも大事です。
CDがメインだった時代では、アマチュアでも10万くらい支払えば数百枚のCDがプレスできた記憶があります。それと比べてしまえば、シングル配信年額1500円、アルバム5000円は破格だと思います。ただYouTubeへのアップが無料であるので、有料に抵抗感ができてしまいますが、再生されたときの収入に大きな差があります。YouTubeよりも、ストリーミング収入の方が圧倒的に大きいはずです。(→僕はこの域に達していないですが、そういった方の話を聞いたことがあるので事実かと思います)
→本気でアーティスト活動するならTuneCore Japan一択。配信料金は必要経費と個人的には考えます。
おまけ①:配信料を回収するには
SpotifyやApple Musicなどの配信サイトによって1再生あたりの額は違います。
なので、正確な計算はできないですが、ざっくりと今回は1再生を0.5円と仮定します。(参考:音楽サブスクの再生単価はどう決まるのか?|くしりん|note)
◯アルバム
配信料金が年間約5,000円のため、約1万回の再生が目安となりそうです。
→0.5円×1万回=5,000円
アルバム10曲収録だとすれば、1年間で1000人がアルバム全曲を1回聴くことで達成。
◯シングル
配信料金が年間約1,500円のため、3,000回再生が目安となりそうです。
→0.5円×3,000回=1,500円
シングルは1曲なので、単純に1年間で3000人が1回聴くことで達成できます。
おまけ②:配信は絶対にやるべき
オリジナル曲があれば、誰でも無料でAppleMusic、Spotify、LINE MUSIC等から配信可能です。海外に遅れを取りながらも、日本でも確実にストリーミングは浸透し続けています。昔は、CDショップに流通しないと聴いてもらうことができなかった音楽が、今は配信サービスに登録することで世界中の人に聴いてもらうことができます。
CDショップに置いていないと、売れないし聴かれもしないように、ストリーミングサービスには誰でも無料で登録できますので、登録しない理由がないのです。
おまけ③:使い分け作戦もあり
例えば、メインで力を入れる曲はTuneCore Japanで配信し、配信料金は払えないけど配信曲の分析をしっかり行いたい曲はBIG UP!を使う、など用途別にサービスを使い分ける方法もあります。基本的に、どのサービスからでも同じアーティストページに曲が追加されていきます。