バンドを経験していた僕にとって、本記事はあまり筆が乗らないのが正直なところです、が、
まずはこの現実を見ていただきたい、、、
ドタキャン
行きたくない
誘われた
断り方
ネガティブワードが占めており、そして同時に困っている様子が感じとれます。
今回は、誘われて困っている方向けに、10年以上バンドを経験した僕から、どう対応するのがベストなのか、お伝えします。
行きたくないなら行かなくていいんです
そもそも、なぜ行きたくないのでしょうか?
例
「楽しくなさそう」
「行くのが面倒」
「お金がない」
もう少し掘り下げてみます。
「楽しくなさそう」
→お客さんを感動させる曲やパフォーマンス力が不足している
「行くのが面倒」
→ライブハウスに行ってまで聴きたい曲やパフォーマンス力ではない。
「お金がない」
→お金を払ってまで聴きたい曲やパフォーマンス力ではない。
ここで分かることが1つ
ライブに行きたくないのは、曲が好みでなかったり、表現技術で感動しないからであり、つまり「そのライブに価値が足りていない」からです。
あなたが「行きたくない」と思うのは当然のことなのです。
個人的ベストワード
上記を踏まえ、僕が考えたベストワードがこれです。
「ごめん!用事あって行けないけど、頑張ってね!」
誘ってくれた相手を傷付けず、かつ、行かないという意思表示をしっかりすること。
行けたら行くは1番ダメです。相手はチケットの取り置きをしておくなど、余計な手間を与えてしまうからです。
もちろん本当にその状況なら当然OKです。
=文章の解説=
「(せっかく誘ってくれたのに)ごめん!(ライブを優先できるほど価値があると自分は思わなかったので)用事あって行けないけど、(魅力あるバンドになれるように祈っているから行けなくて悪いけど)頑張ってね!」
これを見て少々酷いと思う方もいるかもしれません。
が、その理由については記事を読み進めてみてください。
また、いわゆる「用事」はなくても構いませんし、無理に予定を入れる必要はありません。そもそも家にこそ用事はたくさんあります。
よう‐じ【用事】
1 しなくてはならない事柄。
用事の内容は言わない方が良いと思います。
「その日は◯◯◯があって、、」と返してしまうと、
相手は◯◯◯がなければ本当は来れたのか、と思って別日に再度、誘われる可能性があるからです。
【ここ重要】お客さんが来ないことでバンドは成長する
厳しいことを結構書いてしまいました。
ですが、これには理由があります。
バンドは、お客さんが来ない状態が続けば、なぜ来ないのか?と考えます。
そこで原因を改善していくことで、魅力あるバンドになっていきます。
(残念ながらその途中で解散してしまうケースが多いのですが)
それでも、魅力がないのに「誘われたから断れなくて、、」と行くのはバンドのその日のチケットノルマに貢献しているだけではないでしょうか。
純粋に応援したいだけという場合は、当然それは素晴らしいことであり、どんどんライブに足を運んで応援して頂きたいです。
実は誘う方も必死
ほとんどのライブハウスにはチケットノルマがあります。
1バンド2万であれば、チケット代1000円なら20枚
とか、そういうやつです。
足りない分は当然自分の財布から、となりますので、普段から機材代、スタジオ代と何かと出費がかさむバンド活動です、少しでも負担は減らしたいのです。
でも実は、お金よりも、1人でも多くの人に観てもらい、好きになってもらうことの方が大事なのです。
ライブハウスの大きさは会場によりますが、概ね満員200人の大きさが多い印象です。マックスでも200人にしかライブを届けられないのです。普段の成果は、1人でも多くの人に聴いてもらわなければ、、そういう思いもあるはずです。
最後に
行きたくないと思うのは、きちんとした理由があるのです。
その瞬間こそ相手には悪いですが、自信もってきっぱり断ることで、バンドの成長のきっかけとなります。
普通は断りにくい友達であるほど、断る方が相手の今後のためになるのです。
繰り返しになりますが、僕はバンドを中学から始めて、25歳頃までやっていました。
当然毎回チケットノルマとの闘いでした。
なのでバンド側もお客さん側も、お互いの気持ちが分かっているつもりです。
魅力あるバンドが1つでも増えることを願いつつも、もし困っているお客さんがいるなら救いたい、と思っての本記事でした。