DTMerだけど1年間ライブハウスでLIVEし続けて良かった理由
僕は2016年に1年で20本のLIVE(DJ含む)をしました。
20本と言っても、働きながらなので2〜3週間に1度、内容も試行錯誤するため毎回同じセットではないので、準備を含めると結構キツキツでした。
ですが、非常に良い経験となりました。
今回は、1年間ライブをし続けて良かった理由についてお伝えします。
DJ機材+ボーカル形式のLIVEをしていました
ライブをするにあたり自分の中での条件が
・1人でできること
・盛り上がる曲ができること
という条件だったので、
DJ機材を使用し、作った曲のLIVEアレンジを流しつつ、リアルタイムにエフェクトをかけたり、エフェクトのかかったボーカル(下手なので)で歌うことで、生感を出す。
というコンセプトでやっていました。
大音量によりMIXの荒さが浮き彫りに
ライブをして1番勉強になったのはMIXです。
自宅のスピーカーやヘッドホンで良しと感じても、実際にライブハウスの大音量で流したときに、MIXが少しでも荒いと本当に酷い音になるのです。
自宅で聴いた時のほんの少しの甘さが、ライブハウスのスピーカーによって何倍にもなるんです。
ただ、これは気付かなかっただけなので、ライブハウスでダメだと思ったことを自宅で聴き返すと「なるほど、これがダメだったのか」と理解することができました。
具体的には
・低音の住み分け問題
→キック、ベース、ギターの低音などを被らず、住み分けする
・高音のキンキン問題
→小さい音量では煌びやかでも、大音量だと耳が痛いだけの高音だったりする
・中音のごちゃごちゃ問題
→主役を意識しないとぐちゃぐちゃに。PANや音量、コンプで、脇役と主役をしっかり作る。ボーカルが主役なら、同じ中音のギターやシンセは左右に振ったりコンプで潰したりする
この通り僕は全音域に対しての反省点がありました。
ちなみにこれは、エレクトロに限らず、バンド系の音源でも同じでした。
練習のとき、試しにMONOEYESを流してみたところ、大音量でもそれはそれは綺麗なMIXでした。
録り音はスタジオ感満載なのですが、音域的な住み分けが素晴らしかったのです。
以上、MIXについては、自宅では出せない大音量を聴くことで、自宅では気付きにくかったことが理解できたというのが非常に良い経験となりました。
LIVEという目標ができた
ライブをするためには、構想を練ったり、練習したりと、スキルアップに繋がります。
また、「新曲を増やそう」「物販のこれを用意しよう、ディスプレイの仕方はこうしよう」「どんな歌詞だとより伝わるのか」など必然と生まれるモチベーションがあります。
対バンを観ることで勉強になる
ライブを行うとほとんどが対バン形式です。
他のバンドのライブを観ることで、良いところは盗み、悪いところは自分ごとのように反省することで、強制的に勉強する時間ができました。
名刺の重要さを知ることができた
会う方全員に自己紹介をする時間はないと思った方が良いです。当日はリハーサルから本番まで割とせわしなく過ぎていきます。そんな中でも、最小限の時間でも自分を伝えられるように、と名刺を作るようになりました。
名刺については過去の記事を参考にしてください。
携帯で良いので動画を撮って後で観て反省すること
僕はiPhone用の三脚で録画していました。
下手なカメラよりiPhoneの方が「音」が抜群に良いです。
ライブ前に、ノートに目標を書き、終了後は、動画を観ながら反省点や改善点を書き、全ての経験を次に繋げることが大切です。
おわりに
DTMスタイルですが1年間、ライブを実行してみた結果、本当に良い経験ができました。ここで学んだことは日々の制作に物凄く生きています。
ちなみに、ライブの手法はこちらの記事で考察したので、ぜひ合わせてお読みください。