あなたは健康を意識していますか?
20代であれば無茶もできますが、30代になってくると、健康が気になってくるものです。
だからと言って、バキバキになるほど筋トレが必要かといえば、全くそうではありません。
日常のちょっとした意識で健康は保てます。
今回は、不規則になりがちなミュージシャンだからこそ意識したいことについてお伝えします。
1.健康診断を年1回必ず受ける
40歳以上の方であれば、健康診断の案内が年1回、来ているはずです。(法律で義務付けられているため)
30歳代から実施しているケースも多いです。
案内が来たら必ず受診するようにしてください。
「何ともないから大丈夫」
「どこか痛くなったら病院に行くから大丈夫」
「忙しくてそれどころじゃない」
実は、非常に危険なワードです。
なぜなら、日本人の死因の半分を占める「生活習慣病(糖尿病、心筋梗塞、脳梗塞、がん等)」は、自覚症状がほとんどないまま重症化するからです。
厚生労働省:平成 29 年(2017)人口動態統計月報年計(概数)の概況
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/geppo/nengai17/dl/gaikyou29.pdf
怖いですよね。
ただ、多くの場合、進行は何年も何年もかけて進むことが多いです。
ですので、毎年健診を受けることで、徐々に数値が悪くなって来ても、じゃあ改善しましょう。ということで、食事や運動によって、薬や注射ではない治療により改善できる場合が多いのです。
どんなに忙しくても1年のうち、数時間の時間が取れない、なんてことはないはずです。
何年も受けてないから今更、、
検査が怖い
1番怖いのは数十年後です。
特に糖尿病になると、食事は完全に管理されますし、インスリンの注射や、失明など怖いことだらけです。
いつまでも健康な音楽家でいられるよう、必ず健康診断は受診しましょう。
2.食事面(カロリーと減塩)
食事面は気にするとキリがないのですが、
基本はバランスよく。野菜も食べる。
例え体に良いと言われている物でも、食べ過ぎや偏食は逆効果となりますので注意してください。
さらに、塩分とカロリーのポイントを2つほど加えます。
塩分
高血圧の原因になります。
血液中に塩分が増えてしまうと、一定化しようと血液の循環が増えることで、血管にかかる圧が高くなり、血管の壁を傷つけてしまうことになります。この状態が続くと、脳出血、脳梗塞、心筋梗塞などの原因となります。
摂取量の目安
男性(12歳以上) 8.0g以下/1日
女性(10歳以上) 7.0g以下/1日
食事に塩分がどれくらい入っているかはここサイトが分かりやすいです。
驚くべきは、カップ麺6.9g!
一個で1日の塩分のほとんどを占めてしまう、、スープを残すように言われるのがよく分かりますね。
あと、焼き鳥ですが、実はタレの方が塩分が高いので注意です。
何本も食べるのであれば「塩」で注文しましょう。
カロリー
糖質の考え方も普及していますが、1番シンプルなのはカロリーのコントロールです。
肥満は様々な病気の原因となるので、カロリーについては必要以上に取らないことが基本です。
次のサイトで、1日の適正カロリーを知り、超えた日は次の日で調整するなど、コントロールに努めましょう。
3.運動
運動と言えば、ジムに通い、筋トレやランニング、、
ではなくて全然良いようです。
厚生労働省によると
「運動習慣のある者」とは「1回30分以上の運動を週2回以上実施し、1年以上継続しているもの」とあります。
さらに
生活習慣病の予防などの効果は、(中略)長期的には10分程度の歩行を1日に数回行なう程度でも健康上の効果が期待できる。
つまり、ジムなどに行かなくても
週2回、30分以上のウォーキング
または
10分程度の歩行を数回
で健康が保てるとされています。
毎日じゃなくてもいい、今日は天気が悪いから明日にしよう。今日は晴れたから歩いてみよう、とかそういうのでもOKということです。
これなら続けられそうですね。
また、ラジオ体操も結構良い運動になります。
外に出なくていい、道具も不要、お金も掛からない、ラジオ体操はオススメです。
最後に
音楽家は体が資本ですが、どうしても不規則になりがちです。
・毎年健診を受ける
・カロリーと塩分を気にする
・週2回、30分のウォーキング+ラジオ体操
これだけでもかなり違うと思います。
いつまでも良い音楽生活ができるように、意識してみてくださいね。