DTMソロ活雑記

MAAA「Reason」2023.7.14 Release


EDMブームはいつまで続くのか?

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[※2019.5.17の記事です]

EDCが終わって早一週間。すっかり日常生活に戻り、あの非日常の空間が遠い昔のようです。

それで、いつも思うことなのですが

EDMブームはいつまで続くのか?

ということについて、考えてみました。

EDMとは

EDMとは、エレクトロニック・ダンス・ミュージックの略であり、
シンセのような電子楽器を使ったダンスミュージックであればEDMです。

ROCK並みに広い意味を持つ言葉ですので、今回の記事は「ROCKはいつ終わるのか?」と近い意味になるのかもしれません。。

 「EDMフェス」は分からないが、EDMという音楽が終わることはない。

フェスは商売なので、お客さんが少なくなって利益が出なくなれば当然終ってしまいます。
お客さんが来なくなる理由の予想をすると、飽きた、価格が高い、学生が就職した、などでしょうか。

価格と就職は仕方ないとして、飽きの部分について考えてみると、今までアゲアゲ系EDMしかなかったものが、今年のEDCで言えばヒップホップが半分くらいを占めており、きちんとトレンドに乗ることで飽きさせない工夫を感じました

EDMフェスに関しては、日々クラブカルチャーの中で新しいトレンドが生まれ続けている限りは、安泰ではないでしょうか。フェスはクラブの日中版というイメージなので。

次に、EDMという音楽については終わらない、ということですが、
PC性能の進化により、 PC1台完結で従来のCD品質の曲が制作できるようになったことが、現在のEDM DJを生み出した大きな要因と考えています

PCで制作→USB→DJ機器でプレイ。

DAWやソフトシンセ類の急激な進化により、曲の完成までPC1台で成立するようになりました。

かつては、レコーディングスタジオなどを駆使して音源を作らなければ品質が伴わなかったのです。

PCの性能は最近でこそ頭打ち気味ではありますが、劣ることはありません。

PC1台で曲の制作が完結する時代になった以上、PC1台で制作可能なEDMは、どんどん続いていくでしょうし、もはやそれがスタンダードになっているので、EDMとすら呼ばない可能性はあると思います。

このままカルチャーとして根付く

PCの進化により生まれたEDM。これはエレキギターの誕生で生まれたROCK、のように、音楽とは常に何かをきっかけにして新しいものが確立されてきた歴史があります。
そしてそれらは、人々が聴いて楽しいから受け継がれていきます。

EDMの画期的な曲構成

EDMの大きな特徴として、サビが来るぞ来るぞ〜と教えてくれるかのようなドラムのフィル「ビルドアップ」があります。

これが本当に画期的で、曲を聴いたことがない人でもサビが来ると分かるのです。

かつてJ-POPもAメロ、Bメロ、サビの流れが鉄板でしたが、EDMは比じゃないほど分かりやすい。

フェスも曲の予習をしなくとも、十分に楽しめる。もうビルドアップに関しては、ダサいとか廃れるのではなく、ずっと続いて欲しいです。

J-POP成分のあるEDMが出てくればさらに浸透する

成分とは具体的にはコード感とか歌詞とか。既存のアーティストやグループが流行を取り入れました!じゃなくて、それ一本に近いようなミュージシャン度の高いアーティスト。が理想。

ジャニーズの次のアルバムはガチのROCK。ではなく、LUNA SEAの次のアルバム。みたいな。わかりにくくてすいません。

イメージはAviciiやZeddの日本人版って感じでしょうか。
曲が家でも聴けるくらい聴きやすくて、かつ、フェス映えする。

ROCKやヒップホップも海外先行ですが、日本オリジナルのカルチャーとして浸透してきました。
EDMも同じ道を辿り、今はフェスは海外勢ありきですが、いつかは今のロックフェスのような海外がまれという割合になっていけばもっともっと面白くなっていくのだろうな、と僕は思いました。

最後に

EDMが支持される理由は上記の通りいくつもあります。僕らにとって楽しい音楽である限り廃れていくことはありませんし、楽しさを知った人からさらに広まっていくことで、さらに盛り上がるのではないかと思います。

あとは世界的なトレンドにも左右されるので、そのジャンルの好みも関係していきます。

ブームは落ち着きますが、時代と共に変化しながらもEDMは日本でもカルチャーとして根付いていく。僕はそう思います。

良いもの、良い音楽は、どんどん広まって、進化して、もっともっと楽しめるものになっていって欲しいですよね。

そして「ジャンル」というのは後付けです。

ギターを使って、激しい音楽だからROCKだ、とか、裏打ちだからジャズだ、とか、全部後付けなので、僕はあまり気にしないようにしていますが、あえてジャンルで考えるみると、そのカルチャーや歴史が分かるので、EDMで言えば PCの進化、スマホの普及などの時代背景も見えて来るので、音楽とは改めて面白いと感じたところでした。

良い曲とは何か?

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あなたにとって「良い曲」とは何でしょうか?

・歌詞が共感できる、好き

サウンドが最高

実は、良い曲の捉え方は人それぞれだったりします。

今回は、良い曲とは何か、考えていきます。

1. 歌詞型

歌詞が好きな曲を思い浮かべてみてください。

どうでしょうか。

次に、なぜ好きなのかを考えてみてください。

・自分の気持ちを代わりに言ってくれている

・映画を観る感覚、歌詞の物語に入り込める

・抽象的な言葉だが、そのアート感が良い

僕が思いつくのはこんな感じでした。

多くの方も同じではないでしょうか。

良い曲の「歌詞」は上記いずれかを満たすものである場合が多いと思いますので、自分の書いた歌詞を意識して再度確認してみてください。

2. サウンド

次は、サウンドが好きな曲を思い浮かべてみてください。

どうでしょうか。

次に、またなぜ好きなのかを考えてみてください。

ここは音楽制作経験者じゃないと理由が分からないかもしれませんが、

・楽器の技術が好き

・曲の楽器構成が好き

・コード進行が好き

・歌のメロディが好き

・ノリが好き

このあたりでしょうか。

少し難しいのは「声が好き」のパターン。
ただ、声も音として聞いているのであれば、楽器と同じだと言えますので、サウンド型に入ります。

3. 良い曲 = サビが良い

良い曲とは「サビが良い」曲がほとんどではないでしょうか。

Aメロが良い曲もありますが、数で言えば「サビが良い」が多数であると思います。

なので、サビに全力を注いでください。

自分自身がグッと来ないサビであればボツでいいと僕は思います。

「良い」の中身は、歌詞かサウンドか。
もちろん両方であることが無条件に最強です。
(歌詞型リスナーと、サウンド型リスナーの心を掴めるため)

最後に

飲食店で出された料理の食べ方がお客さんの自由であるのと同じく、曲の聴き方もお客さんそれぞれです。

制作者としては、頑張って作ったギターリフも、歌詞型リスナーには不要な秒数であり、スキップされることもあります。

制作者の意図が伝わることは簡単ではないかもしれませんが、その確率を上げることはできます。

とにかく「サビで、歌詞、サウンドで勝てる曲」を作り続けることです。

簡単じゃないですが、そこに向かって毎日チャレンジすることも曲作りの醍醐味だと思います。

僕もそのような曲が作れるように努力していく次第です。

アーティストネーム、バンド名の決め方として重要な5つのポイント

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音楽活動するためには、バンド名だったり、自分の活動名義が必要です。

これがすぐにパッと決まる場合もある一方で、一度悩んでしまうとなかなか決まらなかったりします。

今回は、これからアーティストネームを決めるときに意識してきたいことをお伝えします。

1. 呼べる、呼ばれることを想定

音楽関係者、ファン、WEB、ライブ時など、あらゆる場面で名乗ること、呼ばれることを想定しましょう。

発音しやすいか、呼ばれて恥ずかしくないか、何か他の言葉と被っていないか、などを事前に考えておけば、有名になった後のトラブルを避けることができます。

また、予期しない変な意味を持たないかについても確認しておきましょう。

2. 海外の人に通じるか

今はインターネットさえあれば、世界中の人があなたの音楽を聴ける時代です。
読めない名前よりは、読める方が当然良いと思いますので、可能な限り英語表記をオススメします。

3. 略す必要がないこと

これは個人的な好みが強いです。

ドリカムくらい大御所になれば良いと思うのですが、そうではないまだ知る人ぞ知る存在くらいの場合は、呼ぶ人によって略称を使う、使わないが、煩わしく感じることがあります。

例えば「DTMスタンダード」というアーティストネームで活動するとして、売れ始めたくらいで音楽に詳しい人が知っている存在だとします。
音楽に詳しい人は「Dスタ」と呼ぶかもしれません。
でも全然知らない人そこまで馴染みがないので「DTMスタンダード」と呼んだ方が良いのか、Dスタと呼んだ方が良いのか、一瞬の迷いが生じます。

大事なのは音楽性なので、ここは配慮できるのであれば、、で良いと思いますが、
可能であるならば、最初から略す必要のないネーミングが良いのではないかと僕は思います。

だいたい5音以内だと略さなくて済むと思います。

4. Google検索する

名前の候補が出たら、まずは検索です。

同じ名前のミュージシャンや、有名なものが存在しないかチェックします。

めぼしいものが何もヒットしないのがベストです。

なぜならば、あなたのWEBページやSNSがすぐ出てくるようになるからです。

5. 80歳まで

80歳という年齢はだいたいですが、平均寿命等から考えると、この歳くらいまで音楽ができる可能性は高いと思います。

50歳、70歳、となってもそのアーティストネームで大丈夫か、少し想像してみると良いかもしれません。

参考:チャゲアスChageさんのインタビューでは、「60過ぎてChage」ということを面白く受け止めています。若い時に勢いで決めた名前でも大丈夫と言ってくれているように僕は受け止めます。

「「やっぱりとどのつまりはやっぱChageっていう名前だよ。こんな名前いねえよ(笑)。こんなふざけた名前付けるの、若いうちはまだいいよ。60過ぎてChageって言われてもね、って思うから(笑)。ニックネームだったのが、ずーっとこれが付いて回るっていう。これが俺の人生なんです、計算通りいかないっちゅうかね。ほんとに。何かがとにかくずれるんですよね。ちょっとずつね(笑)」

最後に

アーティストネームは、企業でいう商品名、ブランド名になります。

パッと思いついて決めたいところですが、実際はなかなか浮かびませんよね。。僕も結構悩んでしまうタイプです。

何かに由来しているのか、自分の造語なのか、によっても違いますし、本当に難しいですが、それだけ大事なことを考えているということですので、納得いくアーティストネームがひらめくまで、頭の片隅に置いて日常生活をしていくのが良いと思います。

急いでいる場合はとにかく書き出す(300案くらい)方法もオススメです!

作曲を頼まれたときのヒアリング項目9個

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DTMをやっていると楽曲制作を依頼されることがあるかもしれません。

大変ありがたいことですが、最初のヒアリングをアバウトに進めてしまうと、後から録音し直したり、1から作り直すなど、大掛かりな修正となってしまいトラブルとなるケースも考えられます。

今回は、これだけは最初に聞いておけば大丈夫だろうと思う項目を書き出してみましたので、参考用にどうぞ。

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1.参考となる曲
イメージに近い曲を伺ってください。YouTubeでもmp3でもOKです。
複数曲で、サビはこの曲、イントロはこの曲、というのもありです。
音楽のイメージは言葉で伝えるのは難しく、「明るい」でもレゲエ調からアコギ弾き語りまで音楽では無限の表現があります。音楽のイメージは、音楽でしか伝えられないと思ってください。

参考曲から、楽器構成、メロディやアレンジの特徴、コード感、BPMなどを分析して制作の参考としていきます。

 

2.使用する場面
どのようなシチュエーションで使用するのかを伺ってください。
結婚式のプロフィール動画で使用する、アルバムに収録するうちの1曲、ラジオのBGM、ご当地キャラのイメージソング、テレビCM、など、できるだけ細かい状況を伝えて貰えると、作り手のイメージも固まります。

 

3.曲の長さ
おおよそでも尺の希望を伺ってください。後からの修正は大変です。

 

4. ボーカル曲の場合、歌う人は誰か
歌う人が別にいる場合は、その方のキーが知るため「1番歌うのが得意な曲」を伺ってください。男性なら男性。女性なら女性の曲。
最高音、最低音、その中間(出しやすい、いわゆるオイシイところ)、など分析した上で、キーを設定してあげます。

 

5.ボーカル曲の場合、歌詞は誰が書くのか
歌詞の制作まで含めるのか、含めないのかを伺ってください。

 

6.納品時ファイル形式の指定
完成後データ形式(wav、mp3など)の希望を伺ってください。

 

7.依頼の範囲
作曲、編曲、作詞、ミックス、マスタリング、どこまで依頼するのか伺ってください。

 

8.締切日時
締切日時を伺ってください。

 

9.その他
ここまでヒアリングした上で、その他事項を伺ってください。

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細かいところはご自身の中身に合わせて参考にして頂ければ、スムーズなやりとりができるのではないかと思いますので、努力が水の泡、なんて悲しいことにならないよう、しっかりイメージを固めた上で制作していってくださいね。

CDが売れない配信全盛期に、それでもCDが欲しい理由

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久しぶりにCDを買ったのですが、配信全盛期でデータありきの時代。

それは分かります、が、

やっぱりCDって良いなぁ。

と、思いましたので、今回はなぜCDが良いのか、考えてみました。

ジャケットが物として存在する

CDジャケットが見える、というか存在する、少し表現が難しいですが、

ちょっとした絵画、写真立てがある、そんなイメージでしょうか。

好きなジャケットが、PCやスマホを起動し、音楽アプリを開き、、といった自発的な行動なしに、そこに実物として存在してくれる。
これがとても良いですよね。買った感もあります。

曲データが消える心配がない

PCやスマホに入っている曲データはいつ消えるか分かりません。

いや、再ダウンロードすればいいし、ストリーミングならデータ所有の必要ないよね?

分かります。

でも、それでは精神的に不安定なんです。

・買ったデータ消える → 再ダウンロード → 面倒

・ストリーミング → 電波ありき →  Wi-Fiがなかったり、電波悪いところでは聴けないかも

・CD → なくしたり壊さない限り心配なし

精神的に安定しているのは圧倒的にCDです。

CDは最上級のグッズ?

好きなアーティストのグッズは欲しいですよね。

僕はタオルが好きなので、よく買ったりしますが、

仮にCDがグッズだとすれば、グッズ界では最上級の物です。

アーティストの真髄である音源が入っているのですから当然です。

好きな物は所有したい。

中でもCDはその感覚を満たしてくれる最上級の物なのです。

歌詞カード

ブックレットとも言いますが、歌詞が書いてあるアレです。

今の時代、検索ですぐに見れますが、面倒な行程というものは1つでもない方がいいのです。

アーティストの意向で歌詞カードが入っていないものもありますが、僕はそのとき結構残念だったりします。。

CD再生機器がない問題

だんだんCDを再生する機器が少なくなってきています。

PCは外付けドライブが必要、スマホは当然ドライブなし。

ただ、僕は地方住みですので車が必須であり、CDは車で聴く機会が1番多いです。
音楽も作りますのでPCにCDドライブも付けていますが、普通の方であれば外付けCDドライブはわざわざお金を出してまで必要ないかもしれません。

個人的には、「CD」は入ってなくても良いので、

ジャケット開けたら「QRコードとシリアルナンバー」とかでも良いです。

僕が欲しいのは実在するジャケットと、歌詞カードなので。

USBメモリやSDカードでも良いですが、コストがかかりそうです。

コンビニでiTunesカードを買ったら、バーコードしかありませんが、

あれのCD版(もはやCDじゃないですが)のイメージです。

そしてCDという物を製造しなくて良い分、アルバム1500円とか低価格に、なんてどうでしょうか。

実際は、流通の仕組みや権利の問題が対応できなさそうですが、

いつかはそうなったら良いな、という話でした。

メジャーでなく、チューンコアなどで個人で配信している人なら可能ですね。

ただ、価格設定については知識不足ですので、いつか勉強してみたいと思います。

最後に

やっぱり大好きな物はそばに置いておきたい!

以上です。

オリジナル曲はYouTubeにアップするべき理由

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皆さんは、音楽をどうやって聴いていますか?

音楽好きな方であれば、SpotifyApple Musicのようなストリーミングサービスに有料登録しているかもしれません。

ですが、実際そこまで音楽を聴かないという人に、有料サービスはハードルが高いというのが現状です。

今回は、オリジナル曲はYouTubeにアップするべき理由をお伝えします。

圧倒的な利用率

総務省が公表している2018年度ソーシャルメディア普及率をご覧ください。

LINE: 75.8%
Facebook: 31.9%
Twitter: 31.1%
YouTube: 72.2%
ニコニコ動画: 18.9%
Instagram: 25.1%

出典:平成29年情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書<概要>
http://www.soumu.go.jp/main_content/000564529.pdf

FacebookTwitterInstagramSNS代表格は3割程度。

LINEとYouTubeが7割越え

ニコニコ動画は、今や2割以下です。

オリジナル曲の公開先としては、圧倒的利用率を誇るYouTubeを選択しておけば、視聴に到るまでのハードルが低いです。

YouTube vs サブスク音楽配信

ICT総研:2018年 定額制音楽配信サービス利用動向に関する調査

https://ictr.co.jp/report/20180413.html

上記調査によると、アンケート対象者4,012人中、定額音楽配信サービス利用者は889人で22.2%

定額音楽配信サービス自体は約5人に1人が利用しています。

次に、各種サービスの利用割合を計算してみました。

Amazon Prime Music: 35.8%
Apple Music: 31.0%
LINE MUSIC: 22.3%
Spotify: 20.0%
Amazon Prime Music Unlimited: 16.9%
Google Play Music: 15.7%
AWA: 13.7%

定額サービス利用は約5人に1人で、さらにその中で各種サービスが10~30%くらいで奪い合っている状況です。

さらに、このICT総研の調査ページには「定額制音楽配信サービスを利用しない理由」があり、サービスを利用しない1,109人のうち、

・定額で支払うことに抵抗がある: 33.3%
YouTubeなどで無料で楽しめる: 30.1%

とあります。

やはりYouTubeで満足している人は結構な割合で存在していることがわかります。

一方で、YouTubeに聴きたい曲が必ずあるとは限りませんので、もっと聴きたい音楽好きの層は有料サブスク型を利用していると考えられます。

YouTube→サブスクへ

無料とはいえ、7割以上の利用率を誇るYouTubeは凄まじいと思います。

なので、楽曲公開の優先順位1位YouTubeです。

YouTubeで◯◯◯と検索すれば曲が聴けます」とリアルの人にはこれで通じますし、WEB上であればリンクを張れば済みます。

さらに、ストリーミングによる収益も考えるのであれば、YouTubeの説明欄に有料配信サービスへのリンクを張るのが良いでしょう。

これでYouTubeを聴いてくれた人のうち、5人に1人がサブスク型有料ストリーミングサイトで聴いてくれるかもしれません。

最後に

時代によって「共通の音楽プレーヤー」は変化してきました。

・1990年代〜ラジカセが共通の音楽プレーヤー
・2000年代〜iPodの大ヒットによりiTunesが共通の音楽プレーヤー
・2010年代〜データダウンロード型から移り変わり、ストリーミング配信サイトが共有の音楽プレーヤー

そして、今はYouTubeが共通の音楽プレーヤーと言えます(音楽好きは有料定額サービスを利用)。

聴く手段が目まぐるしく変わっていく中で、音楽そのものの良さや魅力については、今後も変わることがありません。

どんな時代になってもみんなの共通音楽プレーヤーで発信することが大事ですので、今はYouTubeですが今後はまた移り変わっていくものだと思いますので、時代の変化を楽しみつつ、音楽制作を続けていきましょう。

ミュージシャンやバンドマンなら名刺を持つべきである理由

名刺、持っていますか?

今回はミュージシャンが名刺を持つべき理由についてお伝えします。

渡すだけで自分を伝えることができる

例えば、名刺がない場合、ライブ本番などで初めて出会った共演者、お客さん、スタッフの方など、一人一人に挨拶し、名を名乗り、どんな音楽をやっているのか、を伝えるのは非常に難しいです。また、現場が落ち着いているとも限りません。

でも名刺があれば「初めまして!こういう者です。今日はよろしくお願いします。」と時間がなくても非常にスムーズな挨拶ができます。

名刺にアーティスト名、簡単なプロフィール文、WEB又はYouTubeへのQRコード、などの記載があれば、貰った方は帰ってからチェックすることもできます。

これが口頭だった場合は、相当ライブが物凄いものでない限り、難しいでしょう。

分かりやすいのでライブの場面で考えましたが、他の色々な場面においても、名刺があれば非常にスムーズに自分を伝えることができます。

口下手な人こそ必須である

僕は口下手なので、どんな音楽やってるの?などの問いに対しても、DTM、バンドやDJ、ボカロも作ったり、、など、なかなかうまく相手に伝えることが出来なかったりします。

でも名刺を作っていれば、全て名刺に書いてあるので、ブレない返答をすることができます。
YouTubeへのQRコードがあれば、ここから聴けます。と、非常にスムーズです。

オススメは2枚持ち

僕は名刺を2枚持っています。

・1枚目:名刺というより名刺サイズのフライヤー
→アーティスト名とWEBサイトのQRコード、簡潔なプロフィールが載っています。

・2枚目:上記1枚目に、詳細なプロフィール、電話番号などが入った本来の役割の名刺
→主にスタッフの方など音楽関係者用に渡すものです。例えばお客さんなど、個人情報まで不要な場合は1枚目を渡します。

 

名刺サイズだと財布に入る

1枚目の名刺サイズフライヤーについてですが、
僕は名刺サイズであることが非常に重要だと思います。

プロのライブ時でも、よく関連ミュージシャンのA4チラシの配布がありますが、分かっていても、どうしてもA4サイズは邪魔になるんです。
半分に折っても微妙なサイズですし、折るのも悪い気がします。結局、A4サイズが邪魔となり、捨ててしまうことがあります。

名刺サイズの最大のメリットは、財布に入ることです。

財布を持っていない人はほとんどいないですから、財布を持っていれば、しまうことができます。ポケットに入れるかもしれませんが、折れそうなので、僕だったら財布にしまいます。
そして、財布に保存すると大切に保管されるので、後でもう一度見る機会が訪れます。

この辺りが名刺サイズフライヤーの最大のメリットだと僕は考えます。

※補足

通常の名刺サイズは91mm×55mmですが、キャッシュカードや運転免許証のサイズは85mm×49mmであるため、財布によってはカード入れより若干名刺の方が大きくて収納しにくい場合があります。

例えばラクスルには「小型名刺」という規格があり、これがカードサイズですので、財布への収納を考慮し、85mm×49mmで作成をおすすめします。

ただ、カードサイズですと名刺入れに保存したときに収まりが悪いため、以下のように使い分けするのが現状ベストかと思います。
・重要な方にお渡しする → 通常サイズ 
・お客さんに配布 → カードサイズ

作り方

ググればたくさん出てきますので、自分に合ったやり方で作成してください。

僕は自分のIllustratorでデータを作っています。業者はラクスルを利用しました。

配送料含めても100枚で1000円いかないです。

注意点

名刺データを作る上で、重要なポイントをお伝えします。

・ツラを合わせる
何かにつけて縦横と、とくかくツラを揃えてください。これだけでデザインがぐっと良くなります。

・余白を大事にする
余白もデザインです。ごちゃごちゃしないだけでなく高級感もでます。
高級ブランドの広告はとにかく余白が多いです。

・伝えたい内容を簡潔に掲載する
アーティストネーム、メールなど連絡先、プロフィール、曲へのQRコード

最後に

名刺を持つメリットとして、「あ、ちゃんとしてるな」と思われることもあります。

持っているのが普通なのかもしれませんが、名刺を持っていない、用意していないミュージシャンは多いので、ぜひ、この機会に持っていない方は用意することをオススメします。