ライブ中に飲む水の選び方と飲み方【ステージドリンク】
今回は、ライブ中の飲み物について、また、飲み方についても考えていきます。
飲み物の選び方
必ず「常温の水」を選びます。
もしくはライブ直前に購入するのではなく、少しゆとりを持って購入し、常温になるようにします。
冷たい水は、喉を硬直させますし、お腹を壊しては大変です。
また、トラブル防止のためにお茶、コーヒー、烏龍茶、牛乳、炭酸は絶対に避けましょう。
喉がイガイガしたり、喉の油が取れてしまったり、お腹を壊したり、ゲップが出る、利尿作用など、トラブルの原因を自分から作ることになります。
ビールやアルコール類も基本的にNGです。
アルコールは声帯を乾燥させ、腫れてしまう原因となります。
緊張がほぐれたり、気持ちが上がるのは分かりますが、それではビール無しにライブができなくなってしまいますし、利尿作用もあります。
水の選び方とおすすめ
では水の選び方を考えてみます。
①軟水を選ぶ
日本の水のほとんどが軟水であり、私達が生まれたときから慣れ親しんでいます。
一方、硬水はミネラルが豊富ですが、飲みすぎるとお腹を壊してしまうリスクがあります。
※硬度について(単位:mg/l、WHOによる基準)
軟水:0〜119
硬水:120以上
②ツアー中を考慮し、日本中どこでも買えて、同じ品質(取水地)を選ぶ
多くのコンビニで購入できるミネラルウォーターとして僕が思いつくものは次の通り。
(地域によって差があるかもしれません)
この中で、軟水であり、日本中同じ品質であることを考慮しますと
・いろはす
→軟水(27〜71)だが、取水地が日本中で違う(全国7か所)
・南アルプスの天然水
→軟水(30)、取水地(山梨県北杜市白州町)
・エビアン
→硬水のため避けた方が良い
以上から、おすすめは「南アルプスの天然水」です。
喉を冷やして筋肉を硬直させないよう、常温にすることをお忘れずに。
ラベルは剥がしておく
プロの現場ではラベルは剥がします。
理由としては
・宣伝になってしまう
・水を飲んでいるときにお客さんがラベルに目がいってしまい、気が散ってライブの非日常感から日常に戻ってしまう
ということが考えられます。ラベルは剥がしておくに越したことはないのです。
そもそもステージドリンクは本当に必要なのか再考する
なんとなくステージドリンク用意し、なんとなくライブ中に飲んでいませんか?
果たして本当に「水」は必要でしょうか。
ステージ上は非現実的な空間ですし、基本的に暗いです。
また、水をこぼすことで機材が故障する可能性もあります。
(当然ペットボトル等キャップ付きが大前提です)
とは言ってもどうしても必要になるかもしれないので、保険として置いておくのは良いかもしれませんが飲むタイミング、もっと言えば、水を飲んでいる間も「ライブ中」という意識を持っておきましょう。
・お客さんを正面にして飲むのか
・横を向いて飲むのか
・飲んでいるところを見られたくないから後ろを向いて飲むのか
・キャップに切れ込みを入れてストローで飲むのか
いずれにしても、水を飲んでいる間は時間を止めている状態になっていることが多いです。
それらを考慮した上でライブのステージドリンクについてもう1度、考えてみると良いと思います。
自分の好きなミュージシャンがライブでどうしているのかを見るのも良いですね。