DTMソロ活雑記

MAAA「Reason」2023.7.14 Release


ギター、DJ、DTMでよく出てくるケーブル3種について【RCA/XLR/フォーン】

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音楽をやっていると必ずケーブルと関わることになります。

今回は、音楽でよく出てるケーブル類について、簡単にまとめてみました。

 

はじめに

接続方式というものがあり、2タイプあります。

アンバランス接続
2種類の信号を使用して音を伝えます。
安価だが長いとノイズに弱い。
長いと言っても、10m以上の話なので自宅用途では気にしなくて良いレベルです。
例:RCA端子、フォーン端子(TS、TRS)

バランス接続
3種類の信号を使用して音を伝えます。
1つ目と2つ目は音。残り3つ目はノイズ除去の役割をします。長くてもノイズに強い。
例:XLR端子、フォーン端子(TSR)

 

RCA端子(赤白、ピン)

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画像の黄色は映像用。音楽用途では黄色は不要なので赤白のみが多い。

・DJミキサーやスピーカーで多く活用される
・1930年にアメリカの大手家電メーカーRCA(Radio Corporation of America)社が原型を作ったことに由来
・赤白ケーブル、ピンジャックとも呼ばれる
・多彩なオーディオ機器で使用されている
・アンバランス接続なので、長いほどノイズが乗りやすい
・赤色(Red)が右(Right)

 

XLR端子(キャノン)

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・マイクやスピーカー、PA卓などで多く活用
・キャノンとも呼ばれる。アメリカのキャノン(Cannon)社が開発したことに由来
・バランス接続なので、長くてもノイズに強い

 

フォーン端子(シールド、TS、TRS)

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・通常タイプはギターやベースなど楽器に多く、ミニはヘッドホン端子に多く活用される
・19世紀に電話交換台で使用されていたことから由来
・シールドや、TS、TRSとも呼ばれる
・TSタイプ:先端の黒いリングが1つ → モノラル(アンバランス)
TSRタイプ:先端の黒いリングが2つ → ステレオ(アンバランス) または モノラル(バランス)

最後がややこしいですね。
3種類の信号をやり取りできるので、2タイプが存在してしまいます。

 

おまけ:「フォーン→XLR」変換で大活躍するDIボックス

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ライブハウスでは通常、ベースのシールドは、ギターのようにアンプに直ではなく、アンプに繋がっている「DI(ダイレクト)ボックス」に接続します。

これはなぜか。

ベースの低音をマイクで綺麗に拾うのが音域的に難しいからです。
なので、アンプのラインでの音を直接PA卓まで持っていくのです。
そのときに、元々のフォーン端子だとノイズが乗ります。なので、ノイズに強い仕組みであるXLR端子に変換をする必要がある。そのときの変換役がDIボックスなのです。

 

おわりに

ケーブルの世界は奥が深く、まだまだ多くの規格があります。

ただ音楽制作で頻度が高いのは今回の3種類だと思いますので、気になった方はさらに深く掘り下げてみてくださいね。