アルバムに収録するのは何曲がベスト?
そもそもアルバムの定義って?
何かと曖昧でよく分からない「音楽アルバム」について調べてみました。
- アルバムの由来
- アルバムの定義
- 収録7曲以上ならアルバムといえる
- 収録数多めのアルバム(14曲以上)
- 収録数少なめのアルバム(7〜9曲)
- 収録数中間のアルバム(10〜13曲)
- 7曲以上あればタイミングみてリリースで
- 最後に
アルバムの由来
最大収録時間が3〜5分だったレコード時代初期、いくつのも作品をまとめて本のように開く「アルバム」を作ったことが由来と言われています。その後、レコードの収録時間が増えたり、CDや配信の時代となってもアルバムと呼ばれ続け、現在に至ります。
アルバムの定義
意外にも明確な音楽アルバムの定義というものは存在せず、各音楽関連会社により定められているのが現状です。例として、iTunes Store(Apple Music)、Spotifyを参考としたアルバムの定義は次の通りです。
・シングル:3曲以下 かつ 30分未満
・EP(=ミニアルバム):4〜6曲 かつ 30分未満
・アルバム:7曲以上 または 収録時間30分以上
CD媒体については、日本レコード協会が「シングルの曲数にカラオケ、リミックスはカウントしない」と定めているなど、多少のばらつきがあるようです。
収録7曲以上ならアルバムといえる
実際にアルバムを制作する場合、収録する曲数は何曲が良いのでしょうか。
結論から言えば、7曲以上ならアルバムと定義されるため、7曲以上であればアルバムとして問題はありません。ただ、既存のアルバムにおいて多くは10〜13曲の印象です。
なので「ベストな曲数は何曲か?」と問われれば「10〜13曲が一般的」という答えになると思います。
あとは、リリース後に何をしたいかによるのではないでしょうか。
例えば、アルバムリリースをきっかけに、アルバム名を冠したライブツアーを予定しているのであれば、収録曲が多いほど新曲でのライブが可能です。
また、とにかくヒットのきっかけを求めているのであれば多めに15〜20曲ほど収録し、一度に1曲でも多くの人に届けるという手法もあります。
他には、収録曲を少なくすることで制作労力を減らし、短い期間で複数リリースしていくことで露出が多めとなり、活動が活発な印象を与えることもできます。
以下では収録曲数による特徴をもう少し掘り下げてみます。
収録数多めのアルバム(14曲以上)
・制作に時間を要する
・シングルとしては難しそうな挑戦的な曲も収録できる
・数撃ちゃ当たる作戦となる一方で、制作が大変なためクオリティ維持に注意
・有料スタジオ等利用する場合はコストかかる(DTM環境で完結すれば別)
・新作アルバムのみでワンマンライブ可能
・リード曲にはMVをつける(リスナーがどの曲から聴いたら良いか分かりやすい)
収録数少なめのアルバム(7〜9曲)
・制作の負担が少ない
・リリース期間短縮による露出増
・クオリティ維持しやすい
・人によっては物足りなさを感じることも
・ワンマンライブは難しいため、既存曲と合わせてやる
収録数中間のアルバム(10〜13曲)
・多め少なめの中間
7曲以上あればタイミングみてリリースで
個人的には、7曲以上溜まったらタイミングみてリリースしていいと思います。それがもう少し増やして10曲に、とか13曲に、とか。制作過程では想像通りにならない(良くも悪くも)ことが多々ありますので、その辺はその時の状況に合わせていけばいいかと思います。
最後に
7曲以上あればアルバムとしてリリース可能、一般的に多いのは10〜13曲。あとは状況次第で決めていくと良いと思います。