DTMソロ活雑記

MAAA「Reason」2023.7.14 Release


アルバムに収録する曲数は何曲がベストなのか?

アルバムを作ろうと思ったものの「何曲入れたら良いんだろう?」と思ったことはありませんか?
そもそも何曲あればアルバム??
疑問に感じたので調べてみました。

 

【結論からどうぞ↓】

・そもそも「何曲以上なら音楽アルバム」というような決まりがないため、各社によりアルバムの定義が微妙に異なる
・参考として、iTunes Storeのアルバムの定義は、7曲以上 または 収録時間30分以上
・肌感覚として、一般的に多いのは10〜13曲。
20曲以上収録する場合も。戦略によりけり


アルバムの由来

最大収録時間が3〜5分だったレコード時代初期、いくつのも作品をまとめて本のように開く「アルバム」を作ったことが由来と言われています。その後、レコードの収録時間が増えたり、CDや配信の時代となってもアルバムと呼ばれ続け、現在に至ります。

アルバムの定義

意外にも明確な音楽アルバムの定義というものは存在せず、各音楽関連会社により定められているのが現状です。例として、iTunes Store(Apple Music)、を参考としたアルバムの定義は次の通りです。

・シングル:3曲以下 かつ 30分未満
・EP(=ミニアルバム):4〜6曲 かつ 30分未満
・アルバム:7曲以上 または 収録時間30分以上

CD媒体については、日本レコード協会が「シングルの曲数にカラオケ、リミックスはカウントしない」と定めているなど、ばらつきがあるようです。

収録7曲以上ならアルバムといえる

実際にアルバムを制作する場合、収録する曲数は何曲が良いのでしょうか。

結論から言えば、7曲以上ならアルバムと定義されるため、7曲以上であればアルバムとして問題はありません。ただ、既存のアルバムにおいて多くは10〜13曲の印象です。

なので「ベストな曲数は何曲か?」と問われれば「10〜13曲が一般的」という答えになると思います。

あとは、リリース後に何をしたいかによるのではないでしょうか。
例えば、アルバムリリースをきっかけに、アルバム名を冠したライブツアーを予定しているのであれば、収録曲が多いほど新曲でのライブが可能です。

また、とにかくヒットのきっかけを求めているのであれば多めに15〜20曲ほど収録し、一度に1曲でも多くの人に届けるという手法もあります。

他には、収録曲を少なくすることで制作労力を減らし、短い期間で複数リリースしていくことで露出が多めとなり、活動が活発な印象を与えることもできます。

以下では収録曲数による特徴をもう少し掘り下げてみます。

収録多めのアルバム(14曲以上)

・制作に時間を要する
・シングルとしては難しそうな挑戦的な曲も収録できる
・数撃ちゃ当たる作戦となる一方で、制作が大変なためクオリティ維持に注意
・有料スタジオ等利用する場合はコストかかる(DTM環境で完結すれば別)
・新作アルバムのみでワンマンライブ可能
・リード曲にはMVをつける(リスナーがどの曲から聴いたら良いか分かりやすい)

収録少なめのアルバム(7〜9曲)

・制作の負担が少ない
・リリース期間短縮による露出増
・クオリティ維持しやすい
・人によっては物足りなさを感じることも
・ワンマンライブは難しいため、既存曲と合わせてやる

収録中間のアルバム(10〜13曲)

・多め少なめの中間

7曲以上あればタイミングみてリリースで

個人的には、7曲以上溜まったらタイミングみてリリースしていいと思います。それがもう少し増やして10曲に、とか13曲に、とか。制作過程では想像通りにならない(良くも悪くも)ことが多々ありますので、その辺はその時の状況に合わせていけばいいかと思います。