DTMソロ活雑記

MAAA「Reason」2023.7.14 Release


とってもいい。世代ドンピシャ、加藤ミリヤのCOVERS-WOMAN-

加藤ミリヤ / COVERS-WOMAN-

とっても良いです。というのも僕は加藤ミリヤと同い年(1988年生まれ)でありまして、これら青春真っ只中の曲なんです。

その中でも特に「そばにいるね」と「強く儚い者たち」がぶっ刺さりまして…

「そばにいるね」は青山テルマの曲ですが、これがなぜ突き刺さったかというと、この曲がリリースされたとき僕は大学1年生で、バイト先の居酒屋の有線でずっとリピート再生されてたんです。

・思い出は曲に紐づく
・思い出のPV/MV化

こんな風に僕は言っていますが、その時代に聴いていた曲というのは、同時にその時の思い出や心境とリンクするのです。

この曲をたくさん聴いていたとき、僕は感性豊かな19歳。何もかもが楽しくて、でも辛いことも本当に辛くて、感情の振り幅が本当にあった時期だな、それが若い頃というのか、とも思う今日この頃です。

本当に思い出します。バイト仲間、先輩、同級生。深夜1時に閉店し、その後みんなで居酒屋からカラオケ行って、気付けば朝8時だったり。

音楽が思い出と紐付く性質って、本当に素晴らしいと思います。



もう1曲「強く儚い者たち」
こちらはCoccoの曲ですが、この曲は有線ではなくて、ライジングサンロックフェスティバルの夜明けに生で聴いて感動し、それから度々iPod(死語?)で聴いていました。

大学2年生頃、人生にうまくいかないと思っていたとき、彼女と別れたとき、そんなときを思い出します。

文系底辺の大学生活だったせいか、毎日にように寝るのは日の出。起きるのはミヤネ屋。そんな毎日。

むしゃくしゃして、誰もいない明け方に走りに行こうと思って、河川敷でiPodで聴いたこの曲。

朝焼けと豊平川の向こうに見えるビル群。

本当に綺麗で心が洗われて。そんなときのBGMだったのがこの曲。

悩んで悩んで。将来だったり、元の彼女だったり。本当に傷付いて、でも、楽しいこともあって、でもそれが終わればまた悩んで、

これを青春と言うのか当時は分からなかったけど、今なら言える。あれは青春だったと。


勝手に思い出をずらずらと書きましたが、きっと皆さんそれぞれに青春時代の思い出とリンクする曲達があるだと思います。

そしてそれは主に当時リリースされている曲であることが多い。

自分の曲も誰かの思い出の1ページになれる可能性があるなら、音楽を作る意味があるな、と思えたり。


思い出は戻ってきません。頭の中で、大事に保存されるだけです。
今僕が大学時代の住所に戻ったとしても、そこには僕しかいません。仲間、友達、誰もいません。いたとしても、結婚したりと、当時のワイワイガヤガヤは不可能です。

戻れない、二度と戻ることのできない空気感

だからこそ美しい。価値が増すのだと思います。

ガソリンだって供給過多は安くなります。手に入らないから、物凄く価値がある。そういうものです。


僕と同じ世代の方は、ぜひ聴いてみてください。