ミュージシャンはテレビに出た方が良いのか?
ミュージシャンの中には、テレビに出る人と、出ない人がいます。
特に今の時代は、テレビに出ないミュージシャンがかなり多くなっています。
今回は、テレビに出る、出ない、のメリットやデメリットについて考えてみました。
※ここでは見たい人だけが見るBS、CS等は覗きます。
ネット普及以前のテレビ黄金期
かつてCDを売ることがメインだった時代は、「テレビに出る→ファンを獲得→CD販売」が基本でした。
今はどうでしょうか。ネットの力でファンを獲得ができるようになり、CD販売も今は配信やダウンロードで販売ができるようになりました。
テレビに出るということは、タレント志望でない限りは、広告、プロモーションの一環ですので、テレビのマスメディアの力なしにファンを獲得できるのであればそれで良いのです。
「◯◯◯って最近テレビで見ないし消えたよね」
そういう声もあります。
これはもうかつて音楽番組が非常に充実していたので、その頃の時代を知っているテレビ視聴者であれば仕方ないと思います。
テレビに出るメリット
テレビに出ることでのメリットは何でしょうか。
①大量の知名度、ファンを得られる
一気に数百万人規模に知れ渡るテレビの力は圧倒的です。
ただし、メジャーレーベル等に所属する必要があります。
コネや資金力でテレビに出るためにはメジャーレーベルが強い力が必要です。
かつて、テレビはヒットの火付け役でした。ですが、今はネット上で流行しているものを紹介するというケースが多くなっています。メディアの王様だったテレビが、ネットに地位奪わつつあります。昔の音楽番組は、作品を作り、ファンのためにライブをしたいだけのミュージシャンにとっては、面白いトークをしなければいけなかったりと苦痛の場でもありました。タレントとミュージシャンが混在していたのです。そこが今になり、やっと分離できたのではないか、と僕は感じています。
テレビに出ないメリット
次に、テレビに出ないメリットは何でしょうか。
①顏バレしにくく、プライベートが守られる
普通にコンビニ行きたいですし、家族が出来たら余計に気になるかもしれません。
②コアファンだけを相手にすれば良くなる
大多数に知られると、アンチファンも増えます。
音楽の世界は好みですので、好みが合わないのはどうしようもありません。好みが一致しない、自分の音楽が必要ない人には、そもそも知られない方が精神衛生上良いです。
③望むならメジャーレーベルに所属しなくても良い
制作、流通、広告、販売、全てネット上で出来るので、メジャーレーベルに大きな中間マージンを支払わなくても、個人でやっていけます。
ただ、お金だけで考えず、様々なマネジメントのノウハウある点にもメジャーレーベルに価値はありますので、状況に合わせて判断が可能です。
どういうミュージシャン生活を送りたいかによる
街に出てキャーキャー言われるスターを目指すのであればメジャー型ですが、
スマホやSNSの普及で、プライベートなのに気を使わなければいけなかったりと、
昔より息苦しいと感じるミュージシャンが多いではないでしょうか。
音楽作品をリリースして、コアなファンだけが買ってくれて、それで生活ができるなら、それで良い。
こういった考えであれば、無理にテレビに出る必要はありませんし、音楽番組も激減していますので、仮にメジャーに所属してもテレビに出れるかは分かりません。
おわりに
かつてのテレビ一択の時代でしたが、今はネットという選択肢があります。
そして今は、ネットだけで十分に集客できる人が圧倒的に強いです。
YouTubeやSNSで人を集めるにはどうすれば良いか、知恵を絞って、良い音楽を作りつつ、セルフマネジメントにも力を入れていきましょう。
それではまた。