DTMソロ活雑記

MAAA「Reason」2023.7.14 Release


小室哲哉のデモテープを聴いた感想【小室Vo】

突然YouTubeのおすすめに出てきた「TM NETWORKBe Together小室哲哉デモテープ Ver.」


[DEMO デモテープ #5] 小室哲哉 - BE TOGETHER (also known as a song of TM NETWORK)

説明がないので詳しいことが分からないのですが、楽曲制作における工程の中で1番最初に作ったデモ版でしょう。

楽器やアレンジは最低限。でも骨格は完成されている

リリースされたバージョンしか知らない(当たり前)のですが、最低限のアレンジがありつつも、この後の段階で色々と付け加えていったのだろうと思います。

Be Togetherのフワフワした雰囲気と、少し攻撃的なドラムがとても良いバランスで大好きな曲です。

適当英語型の仮歌

仮歌では「ラララ型」と「適当英語型」に分かれることが多いです。

ラララ型
言葉の余計なイメージがないので、作詞を他の人に依頼する場合は、変な癖がなく、純粋に曲の世界を感じ取ることができます。

適当英語型
歌いやすさに影響する「母音」や「子音」などが情報として入っています。これが大きなヒントとなり、サビの最高音は「ア」の母音が出しやすいんだな、とかの推測ができます。また、自分で作詞する場合も、ラララではないため、めちゃくちゃ語から近しい言葉を当てはめることが可能です。

以上から、ソングライターは適当英語型。作曲のみを担当する職業作曲家タイプはラララ型、がマッチするのではないでしょうか。もちろん、日本語の歌詞を乗せるのであれば、英語ではなく「適当日本語」でも良いです。

クセになる歌声

小室哲哉の歌唱には賛否ありますが、僕は好きです。やっぱり、曲を作った人のボーカルってだけでもしっくり来るのですが、歌い方に癖がありますが、音程は合っているので音楽として成立しています。

もっと聴きたい!

原曲は、このときしかない勢いが隠れていて、もちろん最終版の方がクオリティは高いのですが、最初にしかない荒削り感というか、そういうものが感じられるので非常に面白いです。

おわりに

どんな音源も僕らが耳にするのは最終版です。そこに至るまで、実際にアーティストはどこまで、作曲していて、どこからアレンジャーやバンドアレンジによるものなのか、など、途中経過はとても気になるのですが、芸術作品がゆえそこは明かされることはなく、また、明かされるものではないのかもしれません。