キーボードやシンセなどの鍵盤を使って作曲したいけど、「どうやれば良いのかわからない」と悩んでいませんか?
作曲にはオススメの手順やコツがあります。
これらを知ることで、スムーズに、作りたい雰囲気の曲を作れるようになります。
この記事では、初心者でもキーボードやシンセポップスができるオススメ方法について紹介します。
STEP1:参考曲を決めてコード進行を調べる
作りたいイメージの参考曲を決める
まずは「作りたいと思うイメージの曲」を具体的に決めます。
例として、ここではTM NETWORKの「Get Wild」のような曲を作りたいとします。
コード進行を調べる
そして、曲の重要な要素である「コード進行」を真似たいので、調べます。
コードを調べるため、例えばGoogle検索で
「TM NETWORK Get Wild コード」
と検索します。
色々なコードサイトが出てきますが、内容は同じなので1番見やすいと思ったサイトで良いです。
このように、まずは作りたいイメージの曲を明確にし、コード進行まで把握してください。
STEP2:ベース音を弾きながら、違うメロディを付けてワンコーラス作る
サビから作っていく
曲は基本的に「サビ」から作ることをおすすめします。
理由としては、曲のメインとなる部分であるため「サビが良い=曲が良い」となるからです。
それでは実践に入っていきます。
先ほどの「Get Wild」のサビのコードは
Am F G C x4
です。原曲キーはBですが、わかりやすく半音上げてCとしました。
このように、キーをCとして考えるとわかりやすくてオススメです。
特に、僕のようにピアノを習ったことがない人には、キーは魔物です。
CとBでは黒鍵の割合が全然違います。黒鍵が混ざって弾きやすいという人はいないと思いますので、白鍵だけで表現できるCを使って楽をしましょう!
楽器やボーカルの音域など、必要に応じて、後からキーは変更すれば良いので、作曲開始時はいったんCでOKです。
ベース音を弾きながら、違うメロディを付ける
次に、ベース音を弾きながら、違うメロディを付けます。
ベース音:ラー、ファー、ソー、シー
と弾きながら、
メロディを「ドドドレドー」などと手弾き、もしくは、歌ってメロディを付けます。
ポイント①:原曲とは違うメロディを意識して付けること
コード進行で作りたい曲の雰囲気は得られますので、メロディについては、あえて変えることで別の作品とします。
補足として、メロディが同じ場合は盗作となりますが、コード進行は全く同じでも盗作となりません。
そもそもコード進行は、被りに被りまくっていますので、コード進行が盗作の対象になると大変です。それは音楽の性質上ありえないことですので、ご安心ください。
ポイント②:極端にテンポを遅くしたり、速くしたりしてみる
特に、遅くする方法はオススメで、新しいメロディが生まれやすいです。
また、オクターブを高くしたり低くしても、雰囲気が変わって新鮮なメロディが生まれることがあります。
この方法を繰り返して「サビ」「Aメロ」などを作っていく
今はアレンジのことは考えずに、どんどん作っていきます。
ベース音とメロディだけで1曲分、作ってしまいます。
この作業は、鉛筆での絵の下書きをした状態です。漫画でいうネーム、動画でいう絵コンテです。
要は、最初に骨組みを作ってしまうことで、後の色付けや作品化がやりやすくなるのです。
↓イメージ:コード進行とメロディは鉛筆の下書き!
STEP3:肉付け(アレンジ)をする
実はSTEP2までの作業で作曲は完了しています。
「作曲 by ◯◯◯」のようなクレジットがあるとすれば、すでにあなたの名前が入ります。
とはいえ実際には、ベース音とメロディだけの曲を、友達に「曲できたから聴いて!」とは言えません。
ここからの肉付け(=以下アレンジ)作業で、日常的に聴く音楽へと変わっていきます。
ただし、アレンジ作業は、曲のジャンルにより大きく異なりますので本記事では割愛します。
曲の骨格であるコードとメロディさえできてしまえば、あとは肉付けしていくのみです。
アレンジのオススメ手順
アレンジは次の順番で進めるとスムーズです。
①ギター、シンセ等のコード楽器を入れる
②ドラムを入れる
③ベースを入れる
そして、最後に歌詞を付け、楽曲が完成します。
↓イメージ②:アレンジで鮮やかな曲に!
まとめ
本記事では、キーボードやシンセなど、鍵盤を使用してのポップス作曲法について紹介してきました。
まとめると
・作りたい曲のコード進行から、違うメロディを乗せて骨組みを先に作る
・肉付け(アレンジ)をする
・歌詞を乗せる
このような手順で、作りたい雰囲気の曲が作れるようになります。