ファンが増えると、必ず「アンチ」も増えます。
これは「必ず」で、例外はありません。
なので、有名なアーティストを目指している場合、必ずアンチは発生するので今から覚悟をしておく必要があります。
覚悟といっても、必ず発生するものであり、なぜアンチはそういう発言するのか、という心理をあらかじめ知っておくことで、対応ができると思います。
今回は、アンチの心理と対応について考えてみます。
- 文字による誹謗中傷は「表情・仕草・声の感じ」を勝手に想像してしまう!
- なぜ、アンチは悪口や批判の発言をするのか
- 1.新規で曲を聴いたパターン
- 2.昔は好みだったパターン
- 3.人気を抑制させたいパターン
- 4.知り合いパターン
- 5.優越感に浸りたいパターン
- 6.悪口を面白がっているパターン
- 多くは劣等感からの行動です!
- アンチへの対応
- 敵と思われている?
- おわりに
文字による誹謗中傷は「表情・仕草・声の感じ」を勝手に想像してしまう!
例えばYouTubeコメント欄で
「演奏も歌もヘタクソ」
と書かれたら、それはそれはショックでしょう。
なぜかアンチのSNSの書き込みは、物凄く刺さるのです。なので「エゴサーチはしちゃダメ!」なんてテレビの芸能人がよく言ってたりします。
ただ、これが実際のリアルな場で
「君って歌下手だよね」
「曲の良さが分かんないなー」
と言われるのはまだ許せるというか、受け取る感覚は全然違いますよね。これはなぜかというと、リアルな会話では、表情や仕草、声の感じなど様々な情報を受け取りますが、文字だと受け取る情報源が「文字」しかないので、表情や仕草、声の感じを、文字から想像してしまいます。
例えば、笑いながら「歌下手過ぎ!」と言われるのと、コメント欄で「歌下手過ぎ!」と書かれるのでは、全然違いますよね。
どんな人がどんな風に言っているのか、わからないところに人は恐怖を感じてしまうのです。ネット上で書かれるアンチの悪口や批判は、他の99人のファンを差し置いてしまうほど、心に刺さってしまうのはこういった理由があります。
なぜ、アンチは悪口や批判の発言をするのか
なぜ人を傷つける書き込みをしてしまうのでしょうか。
まず前提条件として、悪口や批判をするには少なくとも「あなたのことを知っている」ことになります。
何らかの方法で、あなたのことを知り、そして、曲を聴く行動までとっていると推測できます。
まさかわざわざ悪口や批判を書き込むために、他人のYouTubeを訪れている悪趣味な人がいるとは信じがたいです。
では、なぜ悪口や批判をするか。その心理には、いくつかのパターンがあります。
1.新規で曲を聴いたパターン
・容姿や雰囲気が好みでない
・曲調が好みでない
・曲の質が悪く、聴いていて不快
2.昔は好みだったパターン
・昔は好みだったが、方向性が変わり、自分が期待するものとズレが生じている
・知名度が上がり、前は自分しか知らなかったという優越があったのに、みんなが聴くようになったので面白みがなくなった
3.人気を抑制させたいパターン
・自分の音楽は誰にも相手にされないが、似たような音楽で人気があるが許せない
・自分の好みにそぐわないが、人気がある。それが納得できない
・自分もやりたかったのに、様々な理由でできなかった。どうしようもない悔しさから、せめて悪口くらい言いたい
・音楽活動をしているが、うまくいかないときに、人気で輝いている存在が受け入れられない
4.知り合いパターン
・知り合いが自分より上の立場にいるのが納得できない。
・元々の人間関係ではフラット、もしくは下だった人が、人気を得ていくことへの変化が受け入れられない
・あまり関わりはないが、目立ってて目障り
・自分はその人に興味はないが、人気が出ることで知り合いの情報が周りから入ってくるので不快
5.優越感に浸りたいパターン
・評価の高いアーティストを批判することで、自分の方が優れていることをアピール
・社会的に認められない劣等感がある場合、批判することで、自分の存在価値をアピール
6.悪口を面白がっているパターン
・罪悪感がない。ただなんとなく暇だし面白いから、深く考えず思った悪口を言っているだけ
・人を批判することで快感を得ている。ピンポンダッシュの感覚に近い
多くは劣等感からの行動です!
ざっと考えてみましたが、共通するのは、嫌ならページから去れば良いのに、「わざわざ文字入力してまで思いを書くという行動をとっている」ことです。
これには結構なパワー、原動力が必要だと思います。
それは強い劣等感だったり、イタズラの延長の快感だったりする訳ですが、残念なことにファンが増えていくに連れてアンチも集めてしまうのです。
アーティスト側からすれば、リスナーの日常は想像できません。一人一人違うので。100人いれば、相当生きるのに劣等感を抱えている人もいるでしょう。イタズラが快感になっている人もいるでしょう。
そういったリスナー側の心理も想像しておくのことも大事かと思います。そして、これはもうアーティスト側ではどうしようもないことです。その人の性格や、現状置かれている立場を変えることはできないのです。
アンチへの対応
1.スルー
2.悪質な場合はブロック
以上!
スルーは大事です。相手は劣等感やイタズラで書き込んでいます。
ここで相手をしてしまうことは、火に油を注ぐ行為です。
また、そのやりとりを見ている純粋なファンは、見苦しいやり取り、見たくなかったあなたの発言内容に、ショックを感じるかもしれません。自分の「アーティスト価値」を下げないためにも「スルーする」ことは、語呂合わせでテクニックとして覚えておくべきです。
次に、悪質な場合ですが、例えば自分のYouTubeコメント欄に不快な書き込みがあるのは、初めて聴く人も良い思いはしません。そういった場合は、ブロックしてしまうのが最良です。
敵と思われている?
悪口や批判は言葉による「攻撃行為」です。言葉で、アーティストに対して攻撃しているのです。
人が攻撃するときってどんなときでしょうか。
それは「自分の身が危ない」と思っているからです。
つまり、攻撃をする人は、意外にも「自分に自信がない」「弱い」「ダメな自分」と思っている場合が多く、防衛本能から攻撃してしまうのです。
おわりに
音楽家は繊細な方が多いです。逆に言えば、芸術をやるにはそういった心が大切です。繊細ゆえ、アンチコメントにはめっぽう弱いというか、こればっかりは勘弁して欲しいと思うところです。
ですが、なぜアンチは、そのようなことをわざわざ書き込んでまで伝えてくるのか、その心理を考えますと、アンチの方は、アーティスト側からは想像できない日常での苦労や、変な癖を持っている、そういった方である可能性が非常に高い。
なので、相手にはしないでそっとしておく。それが大事だということ、そして我慢せずにブロックしてしまうという行動をとることが、自分のメンタルを守るためであり、モチベーション維持のためにも必要なのではないでしょうか。参考になれば幸いです!