DTMソロ活雑記

Martin GarrixからEDM DJによるLIVEを考察してみた

フジロック2019のYouTube生配信で、1番楽しみにしていたのがMartin Garrixでした。バンドによる生演奏がメインの場でどのようなステージを披露するのかと。そんなマーティン・ギャリックスのステージからEDM DJによるライブを考察してみました。

 

EDM DJによるLIVEとは

2010年頃まで、いわゆる「DJ」は「既存の曲を流す」のが主流でした。ところが、PCの性能が進化したことで、自宅PCだけで高いクオリティの曲が作れるようになりました。そこで出るべくして出てきたのがEDMです。

MacBook Proが1台あれば、楽曲制作もDJも可能です。1人で自宅で作った曲でフェスの大舞台に立つことができるようになりました。

Martin Garrixのようなアーティストは、DJではありますが、オリジナル楽曲のリリースを主とする作曲家タイプのミュージシャンです。音楽を披露する手段としてDJ機材を使っている、という表現が合っていると思います。

ライブでは自分の楽曲をメインに、他人のリミックスを挟んだりしていくスタイルです。

Martin Garrixはフジロックという従来型のロックフェス(バンドやギター、キーボードなどの生演奏スタイルがほとんどを占める)の中で、しっかりとDJ機材を使用したLIVEをしていました。

EDM DJによるLIVEの特徴

1.歌モノであっても歌わない。
→マイクは用意してありますが、煽り用途のみ。

2.音サビの前にはマイクを使い「3,2,1,Go!」など、分かりやすく伝える。
→元々サビが来るのが分かりやすいEDMですが、「乗って良いのかな?」という邪念をすべて排除してくれます。何も考えずサビで爆発すれば良いのです。

3.音サビの音圧がすごいため、乗れる。
→EDMのキックや、ベースの音圧はすごい迫力です。体にズンズン来るので、自然と体が動きます。

4.曲と完全にリンクした照明
→この仕組みは分からないのですが、あらかじめ全MIXを提出して、照明を合わせておくのか、曲ごとに合わせられる技術、機能があるのか。いずれにしても音と光がリンクすることで非日常のライブ空間へと変化します。

5.パフォーマンスが重要
→音サビでジャンプしたり、手を挙げたり、クラップを示唆したりと、お客さんに動作させる(=踊らせる)誘導技術もDJの役割です。

EDMはLIVE向き

音サビで一斉に手を挙げてジャンプしたり、クラップしたりと、EDMはLIVE向きの音楽です。

また、繰り返しになりますがEDMミュージシャンはオリジナル楽曲を披露するのがメインのため、バンドとほぼ同じと捉えて良いと僕は思っています。

楽器の生演奏こそないですが、DJ機材を操ることも演奏の一つですし、身振り手振りでお客さんを楽しませるパフォーマンスはバンドもDJも共通しており、どちらも英語で表現するなら「show」ではないでしょうか。

とは言え、EDMミュージシャンも当日は曲を流せば良いだけではなく、全力で盛り上げたりマイクで煽ったり、ジャンプしたりしてパフォーマンスに力を注ぎます。

その結果、お客さんは音楽を最高に楽しみ、満足します。

表現方法が異なりますがバンドマンもEDMミュージシャンも「最高の音楽でお客さんを楽しませる」ことは一緒です。

おわりに

EDMの楽曲制作は、簡単そうに見えますが実際やってみると非常に難しいです。というのは、なんとなくEDM風までは出来るのですが、キックの音圧だったり、サブベースが巨大なスピーカーで体に響くように作る、とか、シンセを耳が痛くないように、かつ、迫力があるように作る、などの調整が難しく、単純な打ち込みだけでは現場で威力を発揮しません。かなりの研究が必要な音楽です。
また、流行り廃りもあるので、全力で作った楽曲も「古い」という理由だけで相手にされない可能性もあります。

以上、フジロック2019のMartin Garrixのステージから、EDMミュージシャンのLIVEについて書いてみました。